| 一般社団法人 健康オピニオン会議 https://www.heop.net Fri, 09 Jul 2021 12:45:28 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://www.heop.net/wordpress/wp-content/uploads/2020/09/cropped-hom_logo_favicon-32x32.png | 一般社団法人 健康オピニオン会議 https://www.heop.net 32 32 「プロの料理家」によるメニュー開発法とは? https://www.heop.net/2021/05/06/post-21-menyu-kaihatsu/ Thu, 06 May 2021 06:23:22 +0000 https://www.heop.net/?p=12112

料理家とは、料理を研究するプロフェッショナルです。美味しい料理であることはもちろん…]]>

料理家とは、料理を研究するプロフェッショナルです。美味しい料理であることはもちろん、クライアントのニーズにしっかり答えながらも独自性の高いメニューやレシピを生み出すことが仕事です。プロの料理家にレシピ開発を依頼すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
今回は、クライアントのニーズに沿った「プロの料理家によるメニュー開発法」をご紹介します。

1.クライアントが本当に依頼したいことを把握

メニュー開発に取り組む前に、まずはクライアントにヒアリングを行います。

開発したいメニューのイメージを具体的に言葉にして共有するものは難しいものです。クライアントは、自社の対象商品のプロですが、食卓で魅力的で実践しやすい料理活用を考えるプロではないからです。ですからプロの料理家は、クライアントの対象商品の知識や要望を最大限に引き出して、自分の知識や経験と組み合わせるコミュニケーション能力が不可欠なのです。つまり「メニューを考える前からメニュー開発は始まっている」のです。

まずプロの料理家に大切なことは、仕事の経験、日常の調理経験、料理情報収集といった「会話の引き出しの豊富さ」です。プロの料理家は、クライアントに対して、その豊富な引出しを上手に「例え話」にしたり、「料理写真」を見せたりして、メニューのニーズを明確にしていきます。

またクライアントの要望を踏まえた、類似トレンドメニューや別カテゴリーのトレンドなどを提示し、クライアントのニーズを広げることも、重要な役割です。

続いてはレシピの使用用途を明確にすること。
例えば”ヨーグルト”ひとつとっても媒体や用途によって提案するメニューの特徴が変わってきます。

  • webコンテンツ用
    ヨーグルトだけでなく季節やトレンドの食材などを多く活用することでインスタ映えと共に検索流入を意識したメニューを開発。
  • 店頭掲示用
    店頭試食販売なども考慮し、調理家電を使わなくてもヨーグルトとできるだけ少ない材料で簡単に作れる新しい食べ方メニューを開発。
  • 飲食店向けメニュー
    他店舗展開の飲食店であれば、オペレーションがシンプルでヨーグルトと相性が良い、売りになるトレンドを加えたメニューを開発。

など多岐にわたります。
このように媒体の特性、用途に合わせたメニューやレシピを考える必要があります。

2.ターゲットを細かく絞る

メニューの方向性が決まったら作り手をイメージします。

作り手に「作ってみたい」「食べてみたい」と思ってもらわなければ、レシピを読んでもらうことができないからです。作り手もさまざま。一例ですが下記のような作り手が考えられます。

  • 仕事が忙しくパパッと食事を済ませたい男性
  • 美意識が高く、スタイルが気になる女性
  • 食べ盛りの子供を持つお母さん
  • ホームパーティーが好きな方
  • アスリートの方

例えば、家庭料理の定番「唐揚げ」。多忙な方に「下味をつける時間」「油の処理」が必要なレシピを提案しても興味を持ってもらえることは容易ではありません。

時間がない方へアプローチする場合、「下味不要で揉むだけ」「油はたった大さじ2でOK」「時短でプロの味」など手間を省いた美味しいレシピの方が心に響くはずです。

このように同じ料理を作る場合であってもターゲットによって調理方法や食材を工夫する必要があります。クライアントが届けたいのはどんな人なのか、そしてその人はどんな生活をしているのか?というところまで掘り下げていくことが、生活者の心に響くメニュー開発につながります。

3.独自のテーマ設定!

クライアントの要望、ターゲット選定の次にターゲットに合わせ、簡潔かつ正確に「伝えたいこと(テーマ)」を決めます。例えば、サラダのメニューを「インスタ映え」を考慮して提案するとします。

インスタ映えの料理を作りたい方の心理を想像すると背景には、みんなに見せたいという意識がうかがえます。そこで誰でも作れる「簡単サラダ」というテーマより、通常、家庭では作れない「デパ地下のごちそう感のあるサラダメニュー」をテーマにすることで、作り手のハートを掴むことができます。

ここでのポイントは、3つです。

  • デパ地下のご馳走のような華やかさ
  • プロのようなおいしさ
  • 家庭で自分でも作れる驚き

このようにメニュー開発において独自のテーマを決めることも必要な工程。わかりやすく心に響くテーマ設定で、読者の興味関心を高めます。

4.試作を重ね、イメージ通りの料理を作り上げる

テーマが決まれば、メニューのアイデアを出し、試作を開始します。もしクライアントの販売促進をしたい食材や商品がある場合、その食材や商品の良さが前面に出るようなメニューをご提案します。

例えば、クライアントが開発された「これだけで味が決まる調味料」をメニューに使用するとします。

その場合、他の調味料は極力使わず、調味料の「簡単」「便利」がしっかり伝わるように工程の少ないシンプルレシピを作り上げます。

また試作段階でもターゲットの年齢層や性別を意識する必要があります。
例えば「子供と一緒に作ることができるクリスマスメニュー」というテーマであれば、子供がすすんでお手伝いしたくなる工程を入れたり、子どもの好む味付けや食材を用意したり、見た目もワクワクするようにしたりなど、試作の中でしっかり見極めることが大切です。

料理人は自分で料理を作り直接お客様に提供することがメインですが、料理家は再現性の高いレシピを公開し、ダーゲットに「作りたい」と思ってもらう必要があります。

以上を踏まえて弊社では「コミュニケーション力の高いプロの料理家」が、クライアントのイメージに合ったメニューや新しい発見のあるメニューをターゲット層に響く独自テーマを開発して、使用用途に合った形で提案します。

執筆/監修:Sunny and 管理栄養士 加藤奈美/北嶋佳奈

■まとめ
1.クライアントの要望の把握と新しい気づきを促す!

オリジナルのメニュー開発では、クライアントと丁寧なコミュニケーションをとることで、ご要望の共有と新しい気づきを促すことをサポートします。

2.大切なのは作る人をイメージする想像力!

メニュー開発において対象者の年齢、性別、生活スタイルなどを意識することも大切です。作り手を意識することで、クライアントのお客様に「満足感」と「親近感」を与え、ファン増加に繋げることをサポートします。

3.人の心をわしづかみにするテーマ設定!

プロの料理家だからできる相手を惹きつけるテーマを開発します。ターゲットの「興味」「関心」を刺激するキャッチーなテーマでクライアントの満足度の高いメニューをご提案します。

4.作りやすく美味しい料理を目指す!

クライアントの食材、食品、調理器具を使用する場合、その良さをしっかりアピールしたメニューをご提案します。調理工程もターゲットを意識し、再現性と持続可能なレシピを作成することにより、クライアントの売り上げ増加、ファンの拡大を目指します。

一般社団法人 健康オピニオン会議

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健康デザインと「QOLの向上」との関係! https://www.heop.net/2021/05/05/post-20-kenkou-dezain-4-2/ Tue, 04 May 2021 15:18:37 +0000 https://www.heop.net/?p=12090

健康や医療分野を語る上で注目されているキーワードにQOL(人生の質・生活の質)があります...]]>

健康や医療分野を語る上で注目されているキーワードにQOL(人生の質・生活の質)があります。今回は、健康デザインとQOLとの関わりについて解説します。

1.現代社会が求めるQOLの向上

現代は、流通システムやインターネットなど、さまざまな技術の進歩により物が手に入りやすくなり、いろいろな経験も手軽にしやすくなっています。それゆえ生活の豊かさの基準が「量より質」が求められ、QOLの向上が注目されています。

 QOLは健康分野にも関係があります。その人らしい健やかな生活の実現のための援助と治療を「QOLの向上」と言い、よりポジティブに、その人の希望に沿った医療や健康促進が行われています。逆に健康を損なうことで「自分の能力が発揮できない・周りに迷惑をかけている」など過度なストレスがかかり落ち込んでしまうことを「QOLの低下」と言います。

 人間は、一時的に健康を損なったとしても、ある程度は自分のチカラで精力的に活動したいものです。高齢者にとって使い勝手や使い心地に配慮した食器などの研究・開発が進められていたり、スポーツ振興を掲げる街が増えていたりするのも、福祉や健康の観点からQOLの向上が求められている表れと言えるでしょう。 

2.ユーザにとって良いことを意識したQOLの向上

健康分野において、QOLの向上を実現させるためには何を考えるべきか。それは人の立場に立って物を考える事です。「自分がどうしたいか」よりも「相手にとって良い事とは」を考えることが大切になってきます。

 そうした施策はさまざまな企業などで行われており、例えばデザイン分野では特に医療の現場で増え始めています。神奈川のある針灸院ではクリニックのロゴデザインを温かみのある暖色で構成し、モチーフも「命、人生、生活」の3点を意識しています。また、院内も明るくカラフルな内装で、気軽に相談に来院しやすい雰囲気を作っています。

また、自分の健康は自分で守る=セルフケアもQOLの向上に大切な要素です。北海道大学ではセルフケアアプリを開発し、自身の健康状態に対する学習コンテンツや医師などと情報共有することで自身の行動をより良い方に変更できるようにしています。また、子育てや赤ちゃんの健康管理を行うアプリを開発し、子育てに関する不安の払拭や保健師からリアルタイムにアドバイスが貰えたりするシステムを導入しています。

3.健康デザインとQOLの向上のコラボが健康に導く

先に解説したように、QOLとは「より良い生活」。健康デザインは心身の健康を広く分かりやすく伝えることです。そしてQOLの向上と健康デザインは密接につながり、人々や社会の健康をサポートしています。

 例えば口臭やダイエットなど、誰でも抱える悩みを緩和するサプリメント。以前は人工的で無機質なデザインの商品が薬局にしか販売しておらず、手に取りにくいイメージがありました。しかし近年では、わかりやすくお洒落なパッケージで薬局、ドラッグストア、コンビニ、バラエティショップなど幅広いところで購入できます。つまり健康デザインとQOLの向上に役立つ幅広い販売チャネルが密接につながっています。

また、プロテインバーは、お洒落なパッケージデザインで、たんぱく質を手軽に摂れる形状やお菓子のように甘く食べやすいフレーバー展開をしており、健康デザインとQOLの向上に役立つ商品設計が密接につながっています。

 高齢化社会もQOLの向上と健康デザインを密接にしている一因です。高齢化社会の進行により健康不安の課題解決や情報発信が求められるからです。そのため、例えば、健康保険組合の広告では「高齢者の出番はこれからだ」という力強いメッセージで、健康こそ高齢者の幸せであることを表現し、社会問題となっている「医療費不安」というテーマを前向きに捉えています。また雑誌「ゆうゆう」は50歳からの人生を輝いていきたい女性のライフスタイル誌として、心と体を健康に保つ情報が多く掲載されています。

上記の例のようにさまざまな商品や広告、メディアなどを通じて健康デザインはQOLと密接につながり人々の健康と明るい未来を目指しています。弊社も健康デザインに、QOLの向上の考え方をデザインや施策で活かすことで、健康課題の解決の一助になることを目指します。

■まとめ
1.QOLの向上は健康生活に欠かせない!

ユニバーサルデザインは、「年齢や障害の有無、体格、性別、国籍などにとらわれない、全ての人が利用可能」という考え方。健康デザインを行なっている私たちもこの考え方を大切にしています。

2. ユーザーにとって良いことを意識したQOLの向上を!

QOLの向上を実現させるために大切なのは、人の立場に立って物を考える事です。相手にとって良い事とは」「相手の不安を払拭する」ことを考えることが大切になってきます。

3.QOLの向上と健康デザインで人々を健康に導く!

QOLの向上と健康デザインは密接につながることで、食品、広告、雑誌などの広い分野で心身の健康を分かりやすく広く伝えることができます。

一般社団法人 健康オピニオン会議

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「ユニバーサルデザイン」は健康な環境を生む! https://www.heop.net/2021/03/22/post-19-kenkou-dezain-3/ Mon, 22 Mar 2021 14:53:19 +0000 https://www.heop.net/?p=12008

「健康デザイン」を語るとき、ユニバーサルデザインは欠かせないキーワードです…]]>

「健康デザイン」を語るとき、ユニバーサルデザインは欠かせないキーワードです。それはユニバーサルデザインが多くの人に使いやすい製品や環境をデザインするという概念を持ち、健康医療の分野にも有用であると言えるからです。今回はユニバーサルデザインと「健康デザイン」との関係について解説します。

1.ユニバーサルデザインとは?

ユニバーサルデザインとは、1985年にアメリカ、ノースカロライナ州立大学のロナルド・メイス教授により提唱され「年齢や障害の有無、体格、性別、国籍などにとらわれない、全ての人が利用可能」という基本の考え方を持っています。これは健康デザインを行なっている私たちも大切にしなければならない考え方です。

 ユニバーサルデザインはよく「バリアフリー」と混同されがちですが、バリアフリーは「高齢者や障がい者など」を対象としているため、ある程度限られた範囲の考え方です。ユニバーサルデザインは全ての人を対象とした、本当の意味での「バリア」のないデザイン手法であると言えます。

2.ユニバーサルデザインの7原則

ユニバーサルデザインを提唱したロナルド・メイス教授は、「全ての人に使いやすいデザイン」という考え方を解りやすくするため、7つの原則を作りました。

  1.誰でも使える「公平性」

  2.柔軟に使える「自由性」

  3.使用方法が簡単「単純性」

  4.情報が伝わりやすい「わかりやすさ」

  5.間違いに対する寛大さ「安全性」

  6.効率的に使える「省体力」

  7.適度な広さを確保できる「スペース」

 この7原則の考え方を持ったデザインは健康分野に大きな影響を持ちます。ユニバーサルデザインが「全ての利用者」を対象とする意味では、集団全体の健康レベルの向上を目的とする公衆衛生学の考え方に類似し、デザインのチカラによって健康的な環境づくりが可能と言えるからです。

 先に記した7原則すべてを網羅しなければいけないわけではありません。それぞれの考え方どれか1つだけ特化したデザインでもユニバーサルデザインと言えます。

 例えば、私たちがよく目にするグラフィック分野では「UDフォント」(ユニバーサルデザインフォント )という書体が多く使われています。それは社会の高齢化による平均視力の低下と、製品の多機能化によるメッセージの増加に起因しています。つまり、平均視力が落ちているのに1枚の広告の中で伝えなければならない事柄が増えて文字が小さくなっていると必然的に無駄を廃した見やすい書体が求められます。また近年ではピクトグラムなどを多用したインフォグラフィックス(データや情報の視覚的表現)で感覚的に情報を読み解くことができます。

 WEBデザインの分野においても、紙の広告とは違ったユニバーサルデザインのアプローチが可能です。あるヨガスクールのサイトは画面をスクロールすることで漫画が展開し、少ない文字情報と視覚的な効果で「わかりやすく」「簡単」にヨガは健康と美容に有用であることを説明して会員募集につなげています。

また、とある製薬会社が展開する健康情報サイトでは、コンテンツを「わかりやすく」デザインするのはもちろん、症状別、体の部位別で情報ページに移動できるようになっています。さらに多くの人が閲覧できるよう、日本語以外の3ヶ国語に翻訳され、世界中の人に情報を発信できるようにしています。

3.ユニバーサルデザインは健康的な社会を作る!

前項でお話ししたように、ユニバーサルデザインと健康デザインは切っても切れない関係にあります。そして健康デザインはより良い生活空間を作る一端を担っています。

 東京都大田区ではユニバーサルデザインのまちづくりを推進していますが、その中にはフリーペーパーで、大田スタジアムに使用されているユニバーサルデザインの紹介や、障がい者・高齢者も参加可能なユニバーサルスポーツ大会の紹介をしています。また、「キラリ健康おおた」というパンフレットを発行し、著名人により親しみやすく簡単に実践でき、心と体の健康向上する方法などもわかりやすく解説しています。

 また「はねぴょん」というキャラクターを使用したスマートフォンアプリでは、ウォーキングや健康診断、健康的な食事をするとキャラクターの反応が変わったり、ポイントを貯めて景品がもらえるたりするなど、わかりやすく、自由に楽しく健康維持をサポートしています。

このように、ユニバーサルデザインで地域に住む人々の健康生活を守り、向上させる取り組みを行なっている自治体や企業は少なくありません。だからこそ現代のこういった取り組みの中でユニバーサルデザインと強固な関係がある健康デザインが大切なのです。
弊社は、ユニバーサルデザインの7つの原則を踏まえることで、すべての人に伝わる健康デザインを目指していきます。

■まとめ
1.ユニバーサルデザインは全ての人を対象とする!

ユニバーサルデザインは、「年齢や障害の有無、体格、性別、国籍などにとらわれない、全ての人が利用可能」という考え方。健康デザインを行なっている私たちもこの考え方を大切にしています。

2. 健康分野にも通じるユニバーサルデザイン7つの原則!

「公平」「自由」「単純」「わかりやすさ」「安全」「省体力」「スペース」の7原則は、健康的な社会環境作りにとっても重要で、さまざまな広告物やデザインにも活かされています。

3.ユニバーサルデザインで作る健康的な社会!

さまざまな企業や自治体がユニバーサルデザインを使用するようになってきました。そこには利便性や利益だけではなく、多くの人の健康的な生活をサポートするという一面もあります。だからこそ、健康デザインにはユニバーサルデザインの考え方が必要となってくるのです。

一般社団法人 健康オピニオン会議

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健康に関わるデザインには「根拠」が重要! https://www.heop.net/2021/03/20/post-18-kenkou-dezain-2/ Sat, 20 Mar 2021 07:04:13 +0000 https://www.heop.net/?p=11852

「健康」に関わる「デザイン」には大きな責任が伴います。それは人の身体と心に直接影響が...]]>

「健康」に関わる「デザイン」には大きな責任が伴います。それは人の身体と心に直接影響があるからです。そのため、健康に関わるデザインは美的センスや感性よりも「根拠」が重要になります。今回はデザインに必要な「根拠」について解説します。

1.デザイン?アート?

辞書によると、「アート」とは芸術、美術。主観的な美や思想を表現するためのもの。「デザイン」とは、実用面を考慮して造形作品を作ること、目的をもって具体的に立案・設計すること。相手に意味や機能がスムーズに伝わるような客観的な表現であると言えます。一見混同されがちなデザインとアートですが、実は明確な違いが定義されています。

 デザインとアートには大きな共通点があります。それは「考えていることや想いを何らかの方法で表現をする」ことです。しかし冒頭でも触れたように、その中身や役割は明確に違います。例えばアートは自己的・主観的表現であるため作品単体の表現で完結するものの、デザインは他者的・客観的表現であるため、依頼主の課題や要望と密接につながる表現となります。

2.アートは「問題提起」、デザインは「問題解決」。

アートとデザインは時代の流行や物事を映し出す世相の鏡であると言えます。

アートは、主に「このような問題があり、みんなで知ろう、考えよう」という問題提起です。それに対してデザインは主に「この問題に関しては、Aという方法をとりましょう」というような問題解決の提案です。

 例えば、とある医療機関では患者と芸術家が一緒になってアート作品を作ることで、病状の回復効果を期待するとともに、ホスピタリティ=人を思う気持ちを考え、患者のもつ「弱さ」や「苦しみ」を周知し理解してもらうきっかけとなっています。また災害の避難所で子供たちがアート創作に携わることなど、社会に問題提起をしています。

 一方、デザインは問題解決と言われています。ロンドンのとある病院では院内にデザインスタジオがあり、デザインの力でヘルスケア問題の解決を進めています。その一つが新しいカードゲームを作ること。カードにはさまざまなポーズの人物イラストがデザインされていて、それを使って楽しくゲームをすることで患者の運動不足を解消、肥満による生活習慣病の防止効果が期待されています。さらに医師や看護師のタスク管理をするスマートフォンアプリを開発することで、仕事の優先度が明確化し、患者への対応速度も約37%早くなったと言われています。

このようにデザインとアートに共通点はあるものの、それぞれが違った方向から社会に影響を与えています。我々は健康について、現状の問題点を発見し、その解決方法をデザインのチカラで表現することを目指しています。

3.根拠のあるデザインでヘルスケアに答えを

健康は人の身体と心に直接作用する以上、それに関わるデザインには大きな責任と根拠の必要性が伴います。
そこにはいくつかのポイントがあります。まずはデザインの役割を決めることです。

例えば
(A)メタボリックシンドロームという言葉を用いて運動不足を煽る。
(B)メタボを解消する簡単な運動方法を提案する。
(C)その両方。

このように見る人に何を伝え、どのような答えを導き出すかを定義します。

 次にターゲットを選定します。デザインは伝えたいターゲット層を絞り込むことでより伝える効果が上がります。高齢の男性なのか、若い女性なのか、既婚者か独身かターゲットにより全体の雰囲気や色、文字の大きさなど必要な要素を臨機応変に変更していきます。

 またさまざまな文献や過去の媒体を参考にすることで、主観に引っ張られることなく、事実をもとにイメージを構築することができます。それにより、健康問題解決に対しての答えやそれに至るまでのプロセスを分かりやすく、見やすいものにできます。

 以上のようにデザインに根拠を持たせるためにはポイントがあり、それによって、強くデザインを見る人へメッセージを伝えることができます。弊社は、今後も皆様に満足いただける健康促進の「根拠」を積み重ねた健康デザインを目指していきます。

■まとめ
1.アートは主観的に、デザインは客観的に「考えや想い」を表現!

アートとデザインには「考えや想いを表現する」という共通点があり、どちらも社会に影響を与えることができます。ただし役割が異なっていて、アートは主観的表現であり、デザインは客観的表現です。

2.アートで問題提起を!デザインで問題解決を!

アートには主観的な想いを作品に込めて表現することで、主に問題提起をするという役割があります。一方、デザインには依頼主の課題や要望に対して、表現を通じて客観的に主に問題解決の役割を担っています。

3.根拠を持った健康デザインを!

健康デザインには、その責任の重さから問題に対する解決策、答えに至るプロセスを分かりやすく解説する必要があります。そのため、デザインの役割を決め、ターゲットを選定し、文献や過去の媒体を参考にするなどして問題解決への「答え」を出すための根拠を積み重ねるのです。

一般社団法人 健康オピニオン会議

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スポーツトレーナーと上手にコラボレーションしよう! https://www.heop.net/2021/03/19/post-17-supoutu-toreina/ Fri, 19 Mar 2021 08:04:08 +0000 https://www.heop.net/?p=11819

スポーツトレーナーとは、スポーツをする人を指導・サポートする専門家です。 スポーツ…]]>

スポーツトレーナーとは、スポーツをする人を指導・サポートする専門家です。 スポーツと言っても、プロスポーツ選手、アマチュア競技選手、それに健康維持、トレーニングのためにスポーツジムを利用する一般の人々などさまざまな方がいます。

そしてスポーツに関わる方のさまざまなニーズを満たすため、スポーツトレーナーは得意とする専門分野別に分かれています。今回はさまざまなスポーツのプロフェッショナルであるスポーツトレーナーとのコラボレーションを円滑に行うためのヒントについてご紹介します。

1.スポーツトレーナーとは?

スポーツトレーナーは、さまざまなジャンルのスポーツ選手たちを常に最高の状態で競技できるように専門分野に細分化して指導・育成しています。
スポーツ選手向けには、大きく3つの役割に分かれています。

 ①治療を行う
     アスレチックトレーナー
     メディカルトレーナー
 ②体力を強化する
     ストレングストレーナー
 ③体調を整える
     コンディショニングトレーナー

 一般の方向けには、フィットネストレーナーが運動指導や筋力トレーニング、ストレッチを行っています。

2. スポーツトレーナーの専門的な役割とは?

ここでは、スポーツトレーナーの職種別の主な役割についてご紹介します。

●「アスレチックトレーナー」…選手のケガの対応から健康管理までチームをサポート

「アスレチックトレーナー」は主に外傷や障害を負ったときの応急処置、回復後のリハビリテーションや復帰サポート、また予防やケアなどの情報提供を通じて、選手が安全に競技するためのサポートを行います。

具体的には、練習時や試合時の応急処置だけでなく、ケガおよび再発予防のためのトレーニングや教育、健康管理などを行います。そのため身体に関する専門知識やそれぞれのスポーツ特性に応じたテーピング、アイシング、ストレッチ等の技術を持っています。また、色々なスポーツの選手と接することになるため、医学知識だけでなく、各種スポーツ理論やトレーナーとしての専門知識や技術が求められます。

 

●「メディカルトレーナー」…主に医療機関に勤務し、選手のケガ復帰をサポート

「メディカルトレーナー」はドクターや理学療法士と協力し、スポーツ障害を持つアスリートの運動機能をスポーツレベルまで回復させることをサポートをします。具体的には、マッサージやストレッチなどの施術のほか、効果的なトレーニング方法のアドバイスなども行います。

スポーツ現場中心の「アスレチックトレーナー」と仕事内容は似ていますが、主に整形外科などの医療機関に所属し、医療の面からのアプローチが多いことが「メディカルトレーナー」の特徴です。
そのため、肩こり、腰痛などの方や高齢者の心身の機能の低下を予防し、元気に日常生活を送れるようサポートする仕事も増えているようです。

 

●「ストレングストレーナー」…選手の肉体作りを中心にパフォーマンス向上をサポート

「ストレングストレーナー」は、目的とする試合や期間に、選手、チームが最高のパフォーマンスを発揮するために選手の体力向上や身体的機能を向上のためにサポートします。具体的には、部位別のパワー、スピード、持久力の向上やケガに強い身体作りなどのさまざまな目的別のトレーニング方法の指導やメニューの作成を行います。トレーニングを通じた理想の身体作りのためには、解剖学や生理学、栄養学などの基本的な仕組みや機能、スポーツに関する幅広い知識なども必要になります。


●「コンディショニングトレーナー」…選手のパフォーマンス向上のコンディショニング

「コンディショニングトレーナー」は、試合や練習前後に選手のコンディションを整えることで競技レベルを最大限に引き上げることをサポートします。具体的には、どの筋肉をどのように鍛えればベストなパフォーマンスを出せるかなどを考えて、スポーツ選手の練習や試合後の体調管理やケガや故障予防のトレーニングメニュー考案や指導を行います。また、疲労回復等に役立つストレッチやマッサージの技術も不可欠と言われています。

 

●「フィットネストレーナ-」…一般の方にスポーツジムなどでフィットネス指導

「フィットネストレーナー」はフィットネスクラブやジムに通う方を対象に、運動や筋力トレーニング、ストレッチ、マシンの使い方などの指導やダイエットや体力づくりを目的にした人に対してなりたい体型を実現するためのトレーニングプログラム作りをします。フィットネストレーナーは、トレーニングの知識と共に骨格・筋肉・靭帯・関節といった人体の知識も必要となってきます。

 

3.スポーツトレーナーとのコラボレーションの場

企業プロモーションにおいて、独自性のあるトレーニングメニューなどを考案するスポーツトレーナーと効果的にコラボレーションする場についてご紹介します。

①アドバイザーとしてスポーツトレーナーとコラボレーション!

●『独自性』、『簡便性』、『信頼性』を意識したトレーニングメニュー提案
スポーツトレーナーとして、多くの人に支持されるためには、『独自性』のあるトレーニングメニューを提案することです。それには、まずプロモーションを行う商品やサービスを活用した課題解決や楽しめるテーマ設定が不可欠です。

その上で、一般の方向けには、特に実践しやすさやすい『簡便性』を意識したトレーニングメニューが重視されます。さらに達成度の数値化やステップアップメニューがあると、成長を実感できて楽しみながら習慣化に繋がりやすいです。

一方、アスリート向けには、何のために行うか目的を明確にした上で、トレーニング効果の『信頼性』が高いメニューが重視されます。さらにトレーニングも競技特性や自己レベルに合わせて、筋力、持久力強化だけでなく、ケガ予防やコンディショニングまで視野を広げることも大切です。

●工程をわかりやすく見せるトレーニング写真、動画撮影
トレーニングは、言葉で伝えるのが難しいので、トレーニング写真や動画などを一緒に納品することが多いです。そのトレーニング写真、動画撮影業務において、スポーツトレーナーに関わってもらうことで、トレーニングの正しいフォームはもちろんスピードや重心の位置なども正確に再現することが可能です。また、同じトレーニングメニューも対象者や目的によって、スピードや回数、手や足の位置など異なる場合があるので注意が必要です。

●動画でスポーツトレーナーのファンの育成とプロモーションの両立
昨今、SNSやWEBにて数多く制作されているトレーニング動画。そのトレーニング動画撮影業務において、スポーツトレーナーにトレーニングメニュー開発だけでなく、企画、出演にも関わってもらうことも有効です。

トレーニングのやり方解説だけでなく、その背景や個人の意見、実践した感想などトレーニングメニュー開発者だからこそ発信できる情報をスポーツトレーナー自身が語ることで、信頼性を高めてトレーニングを軸にファンの育成とプロモーションの両立を図ります。

また、プロモーション対象の商品やサービスと親和性があるスポーツトレーナーが運営している動画チャンネルで紹介を依頼することで、プロモーションターゲットとなるフォロワーの方に効率よく伝えることも有効です。

②リアル接点でスポーツトレーナーとコラボレーション!

●実践しやすく、継続できるプログラムを伝えるグループレッスン
スポーツトレーナーの中には、スポーツクラブなどでグループレッスンを中心に活動している方が多くいます。スポーツトレーナーの説明と実際の動きを参考にわかりやすい形で訴求することが可能です。また、グループレッスンという性質上、一人では大変なことも、メンバー楽しみながら、やりきることをサポートでき、ユーザーの自信に繋げることができます。

●スポーツトレーナーの対話力とターゲットに最適なトレーニング知識でセミナー講演
トレーニングに関するセミナーで、講演していただくことでプロモーションに役立てることができます。スポーツトレーナーの得意分野と聴講する人のニーズを考慮して、アスリート向けの競技別のカラダ作りやコンディショニングなど狭いものから、一般向けのメタボ解消や女性のダイエットなど広いものまで最適なテーマを設定することが大切です。

スポーツトレーナーの得意分野と顧客ニーズがマッチしていれば、トレーニング指導などを通じて培ったコミュニケーション能力を活かして、正しい情報を相手に合わせて分かりやすく伝えたり、質疑応答などにも対応することができ、有意義なセミナーが期待できます。

●スポーツトレーナーの知識とキャラクターを活かしたメディア出演
マスメディアや専門メディアでの取材を受けたり、コメントするPR業務があります。専門家としてのトレーニングの知識と本人のキャラクターによって、さまざまな方に興味がある形で情報発信がすることで、特定層の世論形成をサポートするニュースのようなプロモーション効果が期待できます。

③プロデューサーとしてスポーツトレーナーとコラボレーション!

●スポーツトレーナーとしての独自メソッドを活用して企業プロモーションをサポート
独自のトレーニング法などを持つスポーツトレーナーとコラボレーションして、商品やサービスのプロモーションに活用することで、独自性を高めることができます。また、独自のトレーニングメソッドに関心が高いスポーツトレーナーのフォロワー向けにプロモーションを行うことで、新規のファン獲得をサポートできます。

●総合トレーニングポータルコンテンツをトータルプロデュース
スポーツにまつわる企業プロモーション全体のプランニングの一員として経験豊富なスポーツトレーナーを起用することで、競技別ボディメイク術やコンディショニングから初心者向けのトレーニングまで幅広い顧客層の課題や不安を把握できます。それを活かして総合的なトレーニング課題の解決を目指すトレーニングポータルコンテンツの制作することで、幅広いトレーニングユーザーに訴求できます。

■まとめ
1.スポーツトレーナーの『独自テーマやメソッド』でプロモーション!

スポーツトレーナーは、他者との差別化や自分の強みやこだわりを活かすために『独自テーマやメソッド』を持っている方がいます。商品やサービスの強みや特徴と親和性がある場合には、プロモーションに活用するのも効果的です。

2.ファン向けに『憧れのスポーツトレーナーのライフスタイル』訴求でプロモーション!

積極的に情報発信をしているスポーツトレーナーには、トレーニングノウハウだけでなく、そのビジュアルや発言なども踏まえたライフスタイルが支持されている場合があります。その場合は、『憧れのスポーツトレーナーを目指す』というテーマでファン向けに親和性のある商品やサービスのプロモーション展開をすることも効果的です。

3.スポーツトレーナーの知識や経験の『総合トレーニングポータル』展開でプロモーション!

経験豊富なスポーツトレーナーは、さまざまな年代のアスリートから一般の方まで指導した経験があります。総合的にトレーニングをサポートする商品やサービスのプロモーションとして、その経験を網羅した『総合トレーニングポータル』コンテンツを展開することで幅広い年代のトレーニングユーザーと接点強化を目指します。

一般社団法人 健康オピニオン会議

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「健康」と「デザイン」の大切な関係! https://www.heop.net/2021/03/10/post-16-kenkou-dezain/ Wed, 10 Mar 2021 00:50:33 +0000 https://www.heop.net/?p=11567

「健康」と「デザイン」、一見関係ない言葉に聞こえますか?そんなことはありません。健康は…]]>

「健康」と「デザイン」、一見関係ない言葉に聞こえますか?そんなことはありません。健康はデザインのチカラによって生まれ変わるのです。今回は、「モノ」、「コト」の視点から見ていくことでわかるデザインのチカラについてご紹介します。

1.デザインとは?

デザインとは何か…
様々な商品やプロジェクトを生み出し世に広める為の手段や計画であり、文字や色、記号を使った表現方法です。それゆえ良いデザインとは、「誰のために」「何の目的で」が誠実かつ実用的に考えられており、わかりやすく、見た目も美しく仕上がっています。

 そもそもデザインという言葉は20世紀初頭から一般的に使われ、語源はラテン語の「Designare(記号に表す)」。「設計」だと言われています。その設計の中で、人の心(内面)に必要とするものは何かを突きつめ、それを記号化していったものが現代におけるデザインなのです。

2.「コト」デザインで行動を促す!

デザインを考えた時に「モノ」と「コト」という二軸の考え方があります。

「モノ」デザインとは手段。見えるモノや手に取れるモノ、所有できるモノをわかりやすく表現したデザインです。「コト」デザインとは結果。見た人にどのような影響を与えるか、心境の変化やその後の行動までを考慮したデザインです。

 ここでは健康領域での「コト」デザインについてご紹介します。例えばテレビで頻繁に流れる健康食品のコマーシャルを見てみると、著名な高齢登山家が都内の坂道や階段を淡々と登り「遅くても良い」とコピーが流れ、最後にさらっと商品を紹介しています。著名人でしかも高齢者を起用することで消費ターゲットを絞ることで、ターゲット層に「少しずつ無理じゃない範囲で歩いてみようかな!」という健康行動を意識させる効果まで想定してデザインしています。

さらに身近なところであれば薬局で良くみる商品POPでは、商品名よりも、「なんかしんどい・・・という方は」や、「もう健康診断なんて怖くない!」というような消費者に症状や効果を訴えかけるコピーを大きく押し出す事が多々あります。これは、漠然とした健康不安や課題を持ったお客様が、パッと見たときに、商品特徴が自分ゴト化され、商品を手に取ってもらう事を想定してデザインしています。

この例のように我々は様々な手法を用いて「モノ」から「コト」のデザインに変化させています。健康というテーマに対して、単純に理解されるだけにとどまらず、ターゲットの行動につながる「コト」デザインを目指します。

3.人と社会を健康にするデザインを目指して!

高齢化社会の中で「健康」というジャンルにデザインは大きな役割を担っています。先に記した商業目的だけでなく、人や社会に大きな影響を与えているのです。

 例えば、今までポスターやパンフレット等で幅広い層へ一律の健康訴求しかできなかったこともスマホを活用することで、ターゲット別の訴求が可能となり、人々の行動率を高めています。また近年では、歩くことでポイントが貯まり、商品やサービスと交換できたり、階段を鍵盤に見立てて、音が出る階段や消費カロリーを記した階段など健康づくりのために思わず動いてしまう「コト」デザインによって着々とウォーカブルな街づくりが進んでいます。

 このように健康に関わるデザインとは何か「モノ」を制作するだけではなく、現在起こっている「コト」を意識して問題解決につなげる側面を持ち、社会貢献の一端を担っています。もちろん弊社もその一部。その為、クライアントの利益を追求すると同時に、より大きな責任の中で、既成概念にとらわれずに社会と人により良き影響を与える健康デザインを追求していきます。

■まとめ
1.デザインの語源は「設計」!

デザインの語源は「設計」。その設計の中で、人の心(内面)に必要とするものは何かを突きつめ、「誰のために」「何の目的で」が誠実かつ実用的に考えられており、わかりやすく、見た目も美しく仕上がっています。

2.健康訴求は「モノ」デザインから「コト」デザインへ!

「モノ」デザインとは手段。見えるモノや手に取れるモノ、所有できるモノをわかりやすく表現したデザインです。「コト」デザインとは結果。見た人にどのような影響を与えるか、心境の変化やその後の行動までを考慮したデザインです。健康訴求は、理解されるだけにとどまらず、ターゲットの行動につながる「コト」デザインを目指します。

3.人と社会に貢献する健康デザインを!

健康デザインは「モノ」を制作するだけではなく、現在起こっている「コト」を意識して問題解決につなげる側面を持ち、社会貢献の一端を担っています。その為、企業の利益を追求すると同時に、より大きな責任の中で、既成概念にとらわれずに社会と人により良き影響を与える「コト」を追求します。

一般社団法人 健康オピニオン会議

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料理研究家と上手にコラボレーションしよう! https://www.heop.net/2021/01/07/post-15-ryouurikenkyuuka/ Thu, 07 Jan 2021 06:48:42 +0000 https://www.heop.net/?p=11388

料理研究家は、調理法や料理レシピについて研究・考案し、メディアを通じて一般人や調理のプロ…]]>

料理研究家は、調理法や料理レシピについて研究・考案し、メディアを通じて一般人や調理のプロ、食品メーカーや農家の人たちなどに伝えていくことが主な仕事です。主な職場は、自分でキッチンスタジオを構えて個人事業主として独立することが多く、調理師のように日本料理店やホテル、レストランなどに勤務して働くことは少ないです。今回は料理のプロフェッショナルである料理研究家とのコラボレーションを円滑に行うためのヒントについてご紹介します。

1.料理研究家とは?

料理研究家は、料理について研究するスペシャリストです。
料理を作るスペシャリストである料理人と、料理について研究するスペシャリストである料理研究家は、レシピを作り上げた後の仕事のプロセスに大きな違いがあります。料理人の場合は、実際に料理を自分の手で作ってお客さんに食べてもらうことが目的です。一方で、料理研究家の場合はレシピ自体を公開して多くの人に作り方を教えるというところに重点を置いています。

●魅力的なレシピを開発するために
食材に関する豊富な知識や料理のスキルを駆使して、おいしさや見た目の美しさ、栄養価の高さなどを考慮して画期的なレシピの開発を目指します。そのために、様々な食材を組み合わせたり、調味料の配合を変えたり、火加減を調整したりしながら、何日もキッチンにこもって試作することも珍しくありません。また、料理を美しく盛り付けるセンスや、自分で創作した料理をPRする能力も求められます。

●料理研究家としてのテーマにこだわる
料理研究家自身が、料理研究家によってテーマを設けていることが多く、和食や洋食、エスニックといった一般的な料理の種類や「時短料理」「ダイエット用料理」「アスリート向け料理」などの独自のコンセプトで研究している人もいます。人気のある料理研究家は、『自分の得意分野と社会的ニーズを踏まえたテーマ設定』が上手な方が多いといえるでしょう。

●料理研究家としての情報発信力
レシピを多くの人に情報発信することも重要な仕事です。
特に最近はSNSやブログ、動画サイトを活用してレシピを公開したり、作り方を紹介したりしている人も多いようです。そうした上手な情報発信から仕事が広がり、テレビ、雑誌など様々なメディアでのメニュー掲載や出演、監修さらには料理本の出版等までつながることもあります。料理研究家はオリジナリティのある料理情報を広めることがビジネスチャンスにつながるので現在、人気のある料理研究家は『レシピ考案力』と共に『情報発信力』が高い方が多いといえるでしょう。

2.料理研究家のスキル向上に向けた資格とは?

料理研究家は、特に資格を習得する必要がなく誰でもなることが可能です。だからこそ他者との差別化を図る必要があります。ここでは、食や栄養知識の向上、調理スキルアップ、フードコーディネート力の向上など独立した料理研究家として活躍するために、取得した資格について紹介します。

料理研究家が取得している資格を知ることで、その得意分野やスキル、こだわりがわかり、料理研究家選定の参考にもなることでしょう。

●調理師
調理師免許を取得していれば、栄養学や食品衛生、調理理論、調理技術の全体像を体系的に学ぶことで、専門的な知識をもち、安全な料理が作れるプロとして、知識や経験を証明できます。また、調理師の養成施設では和食・洋食・中華・製菓・パンなど様々なジャンルの料理を幅広く学び、それらを作る技術を学習していきます。

料理研究家として、次々と新しいレシピを考案する際に調理師資格習得の際に学んだ様々なジャンルの料理の基本的な知識や食品と健康の関わり方、鍋や包丁の使い方、盛り付けの技術などは、きっと役立つことでしょう。

●管理栄養士
管理栄養士の資格を取得する過程では、「食事療法論」や「栄養生理学」などを学びます。そうして学んだことが健康的なレシピを考案するのに役立ちます。例えば「美容によいレシピ」を考えるためには、それぞれの食物の特徴や栄養素の働きを知る必要がありますし、「ダイエットレシピ」を考えるためにはカロリー計算の方法も知らなくてはなりません。

このように管理栄養士で学んだ知識は、レシピ考案の幅と信頼性を高めることでしょう。また、管理栄養士の専門分野である疾病者の栄養指導の経験を活かした特定の疾病者向けのレシピ考案も強みを活かしたものといえるでしょう。

●フードコーディネーター
料理研究家と似たような職業に「フードコーディネーター」があります。どちらも食に関わる職業で、レシピの考案に携わったり、メディアでレシピを紹介したりというところは共通しています。
料理研究家とフードコーディネーターの違いとして、料理研究家は新しいメニューを考案して、情報発信するのが主な仕事なのに対し、フードコーディネーターは食器選びや盛り付け方などを含む料理の見せ方や売り出し方、空間コーディネートなど、ビジネス的な側面に重きを置いた仕事を中心としています。

つまり料理研究家が、フードコーディネーターを取得することで、魅力的なレシピの考案から見せ方、ビジネス的な打ち出しまで一気通貫して携わることができるのが強みと言えるでしょう。

3.料理研究家とのコラボレーションの場

企業プロモーションにおいて、独自性のあるレシピを考案する料理研究家と効果的にコラボレーションする場についてご紹介します。

①フードクリエイターとして料理研究家とコラボレーション!

●『独自性』と『再現性』を両立したレシピ開発
料理研究家として、多くの人に支持されるためには、レシピの味はもちろん、見た目の美しさや栄養バランス、作りやすさなども考慮する必要があり、分量や切り方、調理法、調味料、火加減、調理器具や盛りつけ方などにこだわって『独自性』の高いレシピを開発します。もちろん一般の方向けのレシピは『再現性』も不可欠。クライアントの商品やメディア特性を踏まえてレシピを考案する依頼案件から独自のテーマでレシピを考案する自主案件まで、誰が何回作っても同じ味になるように計算されたレシピであることが強みと言えるでしょう。

●料理を中心に写るもの全てでおいしさを演出する料理写真撮影
多くのレシピ制作のお仕事では、レシピの料理写真を一緒に納品します。その料理写真撮影業務において、料理研究家に調理だけでなくスタイリングにも関わってもらうことで、食材や料理に応じたお皿、その他フードスタイリング備品との彩りバランスやテーブル全体の雰囲気の演出などにも力を発揮してくれる方もいます。つまり料理研究家は、料理を作るだけでなく、料理を中心に写真に写っているもの全てで、その美味しさを伝えられるように演出するメニューディレクターの役割を果たしてくれる場合があるのです。

●『わかりやすい』×『おいしくそう』を実現するレシピ動画撮影
昨今、SNSやWEBにて数多く制作されているレシピ動画。そのレシピ動画撮影業務において、料理研究家に調理だけでなくスタイリングや演出にも関わってもらうことで、テーブル全体の雰囲気が良くなると共にカメラワークを工夫してわかりやすい工程でおいしそうに見せることに力を発揮してくれる方もいます。つまり料理研究家は料理を作るだけでなく、料理を中心にその作り方と美味しさを伝えられるように演出するレシピ動画ディレクターの役割を果たしてくれる場合があるのです。

②リアル接点で料理研究家とコラボレーション!

●おいしくて、作りたくなるようなレシピを伝える料理教室
料理研究家の中には、料理教室をメインに活動している方も多くいます。料理教室ではおいしさ、見た目の美しさ、作りやすさなどを考慮したレシピを実際の生活の課題解決につながる形で伝えることで家庭での再現をサポートできます。

●料理研究家の対話能力とターゲットに合わせた料理知識でセミナー講演
料理に関するセミナーで、講演していただくことでプロモーションに役立てることができます。料理研究家の得意分野と聴講する人のニーズを考慮して、乳幼児や女性、中高年、アスリート、シニアの料理課題やアイディアなどをテーマに設定することが大切です。料理研究家の得意分野と顧客ニーズがマッチしていれば、料理教室を通じて培ったコミュニケーション能力を活かして、正しい情報を相手に合わせて分かりやすく伝えたり、質疑応答などにも対応することができ、有意義なセミナーが期待できます。

●料理研究家の知識とキャラクターを活かしたメディア出演
マスメディアや専門メディアでの取材を受けたり、コメントするPR業務があります。専門家としての食や料理の知識と本人のキャラクターによって、様々な方に興味がある形で情報発信がすることで、特定層の世論形成をサポートするニュースのようなプロモーション効果が期待できます。

③料理プロデューサーとして料理研究家とコラボレーション!

●料理研究家としての独自メソッドを活用して企業プロモーションをサポート
独自の調理法などを持つ料理研究家とコラボレーションして、商品やサービスのプロモーションに活用することで、独自性を高めることができます。また、独自の調理法メソッドに関心が高い料理研究家のフォロワー向けにプロモーションを行うことで、新規のファン獲得をサポートできます。

●料理コンテンツをトータルプロデュース
料理にまつわる企業プロモーション全体のプランニングの一員として料理研究家を起用することで、おいしい料理や時短、アレンジ法など料理全般に関心の高い顧客層の課題や不安を把握できます。そして顧客層のニーズに合った料理課題解決に役立つコンテンツを制作できます。

■まとめ
1.料理研究家の『独自テーマ』をプロモーションに活かす!

料理研究家は、他者との差別化や自分の強みやこだわりを活かすために『独自テーマ』を持って研究している方が数多くいます。商品やサービスの強みや特徴と親和性がある場合は、料理研究家の独自テーマで商品やサービスのプロモーション展開をするのも効果的です。

2.『調理課題解決』を料理に落とし込む料理研究家の技術をプロモーションに活かす!

料理研究家は、レシピを公開することで幅広い方に調理していただく事が重要です。そのためおいしそうであるのはもちろん、誰でも同じ味で作ることができる『再現性』と共に家庭で調理する際の困り事を拾って、その『課題解決』につながるアイディアをレシピ化することが多くあります。
そこで『課題解決』をテーマにすることで、家庭での実践を手軽に促すプロモーションに繋がります。

3.料理研究家の知識や経験を料理情報コンテンツにしてプロモーションに活かす!

料理研究家は、依頼案件や自主案件ーテーマに対して、様々な食材を組み合わせたり、調味料の配合を変えたり、火加減を調整したりしながら、何日もキッチンにこもって試作することも珍しくありません。そうして経験から生まれたレシピはもちろん、調理法や盛り付け、調理の課題解決のアイディアなどを総動員することで、『主婦が実践したくなる料理情報コンテンツ』にすることで、効果的なプロモーションに活用できるのです。

一般社団法人 健康オピニオン会議

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管理栄養士と上手にコラボレーションしよう! https://www.heop.net/2021/01/02/post-14-kanrieiyoushi-2/ Fri, 01 Jan 2021 15:33:51 +0000 https://www.heop.net/?p=11301

管理栄養士は、全国で約24万人が登録し国内で唯一、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格になります...]]>

管理栄養士は、全国で約24万人が登録し国内で唯一、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格になります。主な職場は、医療施設、老人福祉施設、介護保険施設、児童福祉施設、小・中学校など多岐にわたります。業務内容は、乳幼児期から高齢期までの個人や集団に食事や栄養についてアドバイスをしたり、特定給食施設等で献立を立てて食事を提供したりなど、皆さんの健康を食と栄養の専門職としてサポートしています。今回は食や栄養のプロフェッショナルである管理栄養士とのコラボレーションを円滑に行うためのヒントについてご紹介します。

1.管理栄養士が行う栄養指導とは?

管理栄養士は、医師や薬剤師と比べると一般の方が身近に業務内容を見ることが少ないせいで、一般の方には、その業務内容のイメージが付きづらいのではないでしょうか?そこで管理栄養士の根幹業務である栄養指導についてご紹介します。

栄養指導とは『健康な方や加齢や体調不良などで食事や栄養に不安や疑問を抱えている方、病気で食事に制限がある方などに対して、管理栄養士が専門家の観点から指導すること』です。
健康な方や健康不安者、患者まで幅広い対象者の悩み・問題・疾患などに合わせて、食事内容や食事量、食材の選定、調理法など、多岐にわたる指導を行います。

●栄養指導の内容

ここでは、管理栄養士が行う栄養指導の概要について解説します。

①食習慣・生活スタイルの改善指導
食習慣・生活習慣について悩みを抱える方に対してヒアリングを行い、課題や問題点を見出して具体的な改善指導や改善提案を行います。

②調理法や献立の提案、アドバイス
健康な方や健康不安者、患者まで幅広い対象者の生活スタイルに合わせて、具体的な献立や調理法に関しての提案やアドバイスを行います。

③対象疾患に合わせた食事療法の提案、効果検証
病気や疾患により身体機能が低下すると、特定の食材を控え、栄養バランスに配慮しなければならない場合があります。
管理栄養士は、患者の対象疾患に合わせた食事療法の必要性を説明したうえで、食事療法の提案や定期的に食事療法の効果を観察します。

 
2.栄養士と管理栄養士の違いは?

 

管理栄養士には、類似の資格として栄養士もあるので、ますますその業務内容がわかりづらくなっているのではないでしょうか?
そこで管理栄養士と栄養士との違いについてご紹介します。

①栄養士、管理栄養士の資格習得方法の違い

栄養士は、試験を受けて取得する資格ではありません。栄養士の資格を取得するためには、厚生労働省が指定した昼間部の栄養士養成施設(大学、短大、専門学校)で必要な課程を履修すれば、卒業すれば免許が付与されます。

管理栄養士は、栄養士の資格取得者であることが前提で、国家試験に合格する必要があります。受験するためには、4年制の管理栄養士養成施設を卒業しているか、栄養士養成施設での年数と卒業後の実務経験の年数が合計して5年以上なければなりません。

②栄養士、管理栄養士の仕事内容の違い

ふたつの資格の大きな違いは、栄養指導を行う対象が異なるという点です。栄養士は主に健康な方を対象として業務を行います。これに対して管理栄養士は、健康な方だけでなく、傷病者や配慮が必要になる方々に対しても栄養指導が行えます。また、ある一定以上の規模の大きな給食施設では必ず管理栄養士を設置することが義務づけられており、給食施設の運営や労務についての管理も管理栄養士の仕事です。

3.管理栄養士とのコラボレーションの場

企業プロモーションにおいて、食や栄養のプロフェッショナルである管理栄養士と効果的にコラボレーションする場についてご紹介します。

①フードクリエイターとして管理栄養士とコラボレーション!

●まずは、健康レシピ開発
管理栄養士ならではの仕事として、栄養や健康に配慮したレシピ制作があります。例えば、肌荒れ・便秘といった悩みに対する料理、口腔ケアに関する料理などです。管理栄養士ならではの栄養知識を料理に落とし込んだレシピ開発、それに連動して健康、栄養情報や栄養価計算が依頼しやすいのも強みと言えるでしょう。

●健康レシピの強みを活かした料理写真撮影
多くのレシピ制作のお仕事では、レシピの料理写真を一緒に納品します。その料理写真撮影の業務において、管理栄養士が調理やスタイリングに関わることで、健康効果の高い素材を強調したり、背景も含めた写真全体の見え方に健康感を高めるなど料理写真の健康価値を高めることが可能です。

●健康メニューを作りたくなるように伝える料理教室
フリーランス管理栄養士の中には、料理教室をメインに活動している方も多くいます。管理栄養士としての栄養知識を落とし込んだ健康メニューを実際にわかりやすく、作りやすい形で伝えることで家庭での再現をサポートできます。

②コンテンツメーカーとして管理栄養士とコラボレーション!

●管理栄養士として正しい知識を伝えるための記事執筆
各種ウェブメディアの記事執筆や情報誌や会報誌などでのコラム執筆の業務があります。食や栄養に関する情報や噂はあふれていますが、管理栄養士の立場から根拠ある情報を分かりやすく伝えることができます。

●管理栄養士の対話能力とターゲットに合わせた知識でセミナー講演
栄養や食に関するセミナーで、講演していただくことでプロモーションに役立てることができます。管理栄養士の得意分野と聴講する人のニーズを考慮して、乳幼児や女性、中高年、アスリート、シニアの健康・栄養課題などをテーマに設定することが大切です。また、様々な顧客への栄養指導を通じて培った対話能力を活かして、正しい情報を相手に合わせて分かりやすく伝えたり、質疑応答などにも対応することができます。

●管理栄養士の知識とキャラクターを活かしたメディア出演
マスメディアや専門メディアでの取材を受けたり、コメントするPR業務があります。専門家としての栄養や食の知識と本人のキャラクターによって、様々な方に興味がある形で情報発信がすることで、特定層の世論形成をサポートするニュースのようなプロモーション効果が期待できます。

③ヘルスプロデューサーとして管理栄養士とコラボレーション!

●管理栄養士としての独自メソッドを活用して企業プロモーションをサポート
独自のダイエットや美容のメソッドなどを持つ管理栄養士とコラボレーションして、商品やサービスのプロモーションに活用することで、信頼性と独自性を高めることができます。また、独自のダイエットや美容のメソッドに関心が高い管理栄養士のフォロワー向けにプロモーションを行うことで、新規のファン獲得をサポートできます。

●管理栄養士として健康コンテンツをトータルプロデュース
健康にまつわる企業プロモーション全体のプランニングの一員として管理栄養士を起用することで、健康や美容に関心の高い顧客層の課題や不安を把握できます。そして顧客層のニーズに合った健康課題解決に役立つコンテンツを制作できます。

■まとめ
1.管理栄養士のシニアや疾病者などへの栄養指導の経験をプロモーションに活かす!

管理栄養士は栄養士と異なり、健康な方だけでなく、傷病者や配慮が必要になる方々など全ての方に栄養指導が行えます。つまり栄養士にはできないシニアや疾病者など特定層の栄養指導経験をプロモーションに活用できるのです。

2.栄養知識を料理に落とし込む管理栄養士の技術をプロモーションに活かす!

管理栄養士は様々な方々に対して、その栄養知識を料理に落とし込んで栄養指導を行っています。つまり料理を基軸に健康予防、疾病対策、スポーツサポートなど様々な分野での健康プロモーションに活用可できるのです。

3.管理栄養士の知識や経験を健康情報コンテンツにしてプロモーションに活かす!

管理栄養士は栄養指導において、幅広い対象者の悩み・問題・疾患などに合わせて、食事内容や食事量、食材の選定、調理法など、多岐にわたります。指導においては、その健康・栄養知識をクライアントが実践しやすいように伝える技術にも長けています。その管理栄養士の健康知識とコミュニケーション能力を活かして、記事執筆や講演などにしてプロモーションに活用できるのです。

一般社団法人 健康オピニオン会議

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薬剤師と上手にコラボレーションしよう! https://www.heop.net/2020/12/23/post-13-yakuzaishi/ Tue, 22 Dec 2020 16:08:08 +0000 https://www.heop.net/?p=11164

薬剤師は、全国で約30万人が登録し、医薬品全般における豊富な知識を活かし、医師の処方せんに…]]>

薬剤師は、全国で約30万人が登録し、医薬品全般における豊富な知識を活かし、医師の処方せんにもとづく調剤や服薬指導、医薬品の管理・販売などを行っています。勤務場所もおなじみ病院や調剤薬局、ドラッグストアはもちろん製薬メーカーや公務員などがあります。また、雇用形態も正社員、契約社員、派遣社員、パートなどに分かれており、その能力を様々な形で発揮できるようになっています。今回は医薬品、健康のプロフェッショナルである薬剤師とのコラボレーションを円滑に行うためのヒントについてご紹介します。

1.薬剤師の知識を生かした健康、医療、美容領域の記事執筆・監修!

 

薬剤師による記事執筆、監修のメリットは一般ライターには難しい専門領域の知識や経験を活かした記事執筆や監修が可能な点になります。具体的に薬剤師による記事執筆のメリットについてご紹介します。

①医療、健康情報をわかりやすく執筆、監修が可能

薬剤師は、日常業務において患者さんや店舗の顧客など医薬、健康知識があまり高くない人からその状況を聞き出した上で、実践しやすい形での医薬品の情報提供や商品推奨、服薬指導などを行っています。その経験を活かして、医療、健康情報の難しい情報をわかりやすく、かみ砕いた形にして記事執筆や監修が可能です。

②ガイドラインや論文を踏まえた正しい医療、健康情報で記事執筆、監修が可能

薬剤師の勉強を通じて、ある程度の専門用語や臨床知識を理解しているので、信頼できる情報ソースの取捨選択はもちろん、ガイドラインや論文など一般ライターでは理解するのが困難な情報を読み込んで正しく理解したうえで、記事執筆、監修が可能です。また、人によっては英語の最新論文を調査して意訳した上で、執筆することも可能なので、さらに情報の精度がさらに高まります。

③化粧品に成分の知識を踏まえた美容記事の執筆、監修が可能

薬剤師は、学生時代に有機化学の講義で有効成分の構造式を学びます。それらの知識で化粧品の成分を理解して、薬学的な視点からの記事作成や監修が可能です。特に元化粧品メーカーや化粧品の開発部門やマーケティングの部署の勤務経験のある薬剤師は、美容系の良質な記事作成や監修が可能で需要も高いです。

2.医療、健康、美容領域のプロモーションを薬剤師の知識でサポート!

薬剤師によるプロモーションサポートのメリットは医療、健康系の知識や経験、調査、コミュニケーション能力を活用することで、法令に準じた形で医療、健康領域の正しい情報によるプロモーション実現に寄与できる点になります。具体的に薬剤師によるプロモーションサポートのメリットについてご紹介します。

①薬剤師の知識や経験を活かして、お客様が納得して薬を服用するプロモーションをサポート!

薬剤師は、主に薬局やドラッグストア、病院などで医薬品を中心に健康食品や化粧品などの商品やサービス、更にプロモーション活動に触れて日常業務を行っています。そこで患者さんや消費者へ実際に説明を行うことを通じて、現場視点でのわかりやすい情報を把握しているのです。そうした薬剤師の知見を活かして、“病気をかかえた一般の方が理解できる”ことを前提に、専門用語を一般的な言葉に置き換え、失礼のないように表現に細心の注意を払うことができます。又、実際の患者さんやお客様の疑問を想定して、なぜその薬が必要なのかの作用機序の解説や薬効、更に薬の味や薬の上手な飲み方、飲ませ方などをわかりやすく図表やイラストを活用してコンテンツ化することをサポートできます。

②薬剤師の専門領域調査能力を活かして、製薬メーカーや医師などの専門家も安心のプロモーションをサポート!

薬剤師は、6年間の勉強はもちろん、最新の医薬品情報を随時学ぶと共に、ドラッグストアであればOTC医薬品や健康食品、化粧品まで幅広く学んでいます。更に学生時代の培った専門領域の調査能力を活かして、専門の論文やガイドラインなど信頼できる情報ソースから正しい情報を取捨選択することができます。そうした薬剤師の知識や調査能力を活かして、「最新の情報やエビデンスに基づいた競合分析」や「副作用や安全性を調べた上でのプロモーション企画」をサポートできます。

③インタビュー取材を通じて、医療専門領域の情報をストーリーにしてわかりやすいプロモーションをサポート!

薬剤師は、患者さんを含む一般の方々、医師や看護師などの医療従事者、製薬会社のMRなど様々な医療知識レベルの方に合わせてコミュニケーションを図っています。その薬剤師の知識を踏まえたコミュニケーション能力を活かしたインタビューもプロモーションサポートに有効です。例えば一般の方への病気の説明に患者さんの体験談や医師の解説・アドバイスを活用するなど難しくなりがちな医療、情報を自分ごと化できるストーリーにすることが可能です。

■まとめ
1.医薬品を中心に食品や化粧品などでわかりやすくケア&セルフメディケーションをサポート!

薬剤師は、主に薬局やドラッグストア、病院などで医薬品を中心に、健康食品や化粧品などの商品やサービスの情報を患者さんや消費者へ実際に説明を行うことを通じて、現場視点でのわかりやすい情報を把握しているのです。そうした薬剤師の知見を活かして、“病気や美容が気になる一般の方が理解できる”ということを前提に、伝えることができます。又、実際の患者さんやお客様の疑問を想定して、なぜその薬が必要なのかの作用機序の解説や薬効などをわかりやすく伝えることで、ケア&セルフメディケーションをサポートできます。

2.ガイドラインや論文など最新の医療、健康専門情報をわかりやすい形で訴求!

薬剤師は、6年間の勉強はもちろん、最新の医薬品情報を随時学ぶと共に、ドラッグストアであればOTC医薬品や健康食品、化粧品などまで幅広く学んでいます。更に学生時代の培った専門領域の調査能力を活かして、専門の論文やガイドラインなど信頼できる情報ソースから正しい情報を取捨選択することができます。そうした薬剤師の知識や調査能力を活かして「記事執筆や監修」や「最新の情報やエビデンスに基づいた競合分析」そして「副作用や安全性を調べた上でのプロモーション企画」など幅広くサポートできます。

3.患者さんや専門家の声を活用して医療、健康情報を親しみやすい形で訴求!

薬剤師は、患者さんを含む一般の方々、医師や看護師などの医療従事者、製薬会社のMRなど様々な医療知識レベルの方に合わせてコミュニケーションを図っています。その薬剤師ならではのコミュニケーション能力を活かしたインタビューを通じて、難しくなりがちな医療系情報を自分ごと化できるストーリーに変換することで共感できる医療系プロモーションのサポートが可能です。

一般社団法人 健康オピニオン会議

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