「健康」と「デザイン」の大切な関係!

「健康」と「デザイン」、一見関係ない言葉に聞こえますか?そんなことはありません。健康はデザインのチカラによって生まれ変わるのです。今回は、「モノ」、「コト」の視点から見ていくことでわかるデザインのチカラについてご紹介します。

1.デザインとは?

デザインとは何か…
様々な商品やプロジェクトを生み出し世に広める為の手段や計画であり、文字や色、記号を使った表現方法です。それゆえ良いデザインとは、「誰のために」「何の目的で」が誠実かつ実用的に考えられており、わかりやすく、見た目も美しく仕上がっています。

 そもそもデザインという言葉は20世紀初頭から一般的に使われ、語源はラテン語の「Designare(記号に表す)」。「設計」だと言われています。その設計の中で、人の心(内面)に必要とするものは何かを突きつめ、それを記号化していったものが現代におけるデザインなのです。

2.「コト」デザインで行動を促す!

デザインを考えた時に「モノ」と「コト」という二軸の考え方があります。

「モノ」デザインとは手段。見えるモノや手に取れるモノ、所有できるモノをわかりやすく表現したデザインです。「コト」デザインとは結果。見た人にどのような影響を与えるか、心境の変化やその後の行動までを考慮したデザインです。

 ここでは健康領域での「コト」デザインについてご紹介します。例えばテレビで頻繁に流れる健康食品のコマーシャルを見てみると、著名な高齢登山家が都内の坂道や階段を淡々と登り「遅くても良い」とコピーが流れ、最後にさらっと商品を紹介しています。著名人でしかも高齢者を起用することで消費ターゲットを絞ることで、ターゲット層に「少しずつ無理じゃない範囲で歩いてみようかな!」という健康行動を意識させる効果まで想定してデザインしています。

さらに身近なところであれば薬局で良くみる商品POPでは、商品名よりも、「なんかしんどい・・・という方は」や、「もう健康診断なんて怖くない!」というような消費者に症状や効果を訴えかけるコピーを大きく押し出す事が多々あります。これは、漠然とした健康不安や課題を持ったお客様が、パッと見たときに、商品特徴が自分ゴト化され、商品を手に取ってもらう事を想定してデザインしています。

この例のように我々は様々な手法を用いて「モノ」から「コト」のデザインに変化させています。健康というテーマに対して、単純に理解されるだけにとどまらず、ターゲットの行動につながる「コト」デザインを目指します。

3.人と社会を健康にするデザインを目指して!

高齢化社会の中で「健康」というジャンルにデザインは大きな役割を担っています。先に記した商業目的だけでなく、人や社会に大きな影響を与えているのです。

 例えば、今までポスターやパンフレット等で幅広い層へ一律の健康訴求しかできなかったこともスマホを活用することで、ターゲット別の訴求が可能となり、人々の行動率を高めています。また近年では、歩くことでポイントが貯まり、商品やサービスと交換できたり、階段を鍵盤に見立てて、音が出る階段や消費カロリーを記した階段など健康づくりのために思わず動いてしまう「コト」デザインによって着々とウォーカブルな街づくりが進んでいます。

 このように健康に関わるデザインとは何か「モノ」を制作するだけではなく、現在起こっている「コト」を意識して問題解決につなげる側面を持ち、社会貢献の一端を担っています。もちろん我々もその一部。その為、クライアントの利益を追求すると同時に、より大きな責任の中で、既成概念にとらわれずに社会と人により良き影響を与える健康デザインを追求していきます。

■まとめ
1.デザインの語源は「設計」!

デザインの語源は「設計」。その設計の中で、人の心(内面)に必要とするものは何かを突きつめ、「誰のために」「何の目的で」が誠実かつ実用的に考えられており、わかりやすく、見た目も美しく仕上がっています。

2.健康訴求は「モノ」デザインから「コト」デザインへ!

「モノ」デザインとは手段。見えるモノや手に取れるモノ、所有できるモノをわかりやすく表現したデザインです。「コト」デザインとは結果。見た人にどのような影響を与えるか、心境の変化やその後の行動までを考慮したデザインです。健康訴求は、理解されるだけにとどまらず、ターゲットの行動につながる「コト」デザインを目指します。

3.人と社会に貢献する健康デザインを!

健康デザインは「モノ」を制作するだけではなく、現在起こっている「コト」を意識して問題解決につなげる側面を持ち、社会貢献の一端を担っています。その為、企業の利益を追求すると同時に、より大きな責任の中で、既成概念にとらわれずに社会と人により良き影響を与える「コト」を追求します。

一般社団法人 健康オピニオン会議