デジタルヘルスサポートで健康な未来のお客様との関係作り

出典 スギ薬局

 

スギ薬局  セルフケアDX戦略

 
■内容

スギ薬局は、調剤併設型ドラッグストアを、総合的なヘルスケアサポート機能も付加した「地域のヘルスケアステーション」に発展させたいと考えています。健康の維持・予防・未病の取り組みから、地域の医療機関や看護、介護の施設とも連携して、リアル拠点の有機的な連携とデジタルデータネットワークを構築し、行政とも連携して、様々なヘルスケアサービスを提供していくつもりです。今回は、ヘルスケアサービスの注目分野であるスギ薬局の「デジタルセルフケアDX戦略」についてご紹介します。

1.ポイントを活用した店頭販売で「健康・キレイ・快適・安心」のトータルサポートを目指す!  

●スギ薬局の打ち出す「トータルヘルスケア戦略」とは?

人口減と高齢化が進展する中、「健康維持・予防」「治療・軽医療」、そして「介護・看護・終末期ケア」の領域で地域のお客さま、患者さまを生涯に渡ってお手伝いする「トータルヘルスケア戦略」を打ち出している。その実現に向けて、この3つの領域でスギ薬局の店舗が中核となって、様々な機能を持つ拠点とデジタル技術を使いながら連携していく。

 

●デジタルマーケティングに対応し、680 万人の会員様がより便利に!

「スギ薬局アプリ」の利用により、ポイントカード会員は、「100円の買い物で1ポイントをゲット」「電子メールでお客様限定のお得情報を受信」「マイ店舗登録でレシートや切手も不要でキャンペーン応募可能」などのサービスを受けることができ、会員の便利な買い物をサポート。

 

●会員の利便性を高めて、2020年にはアプリの200万ダウンロードを目標に!

今後、電子薬歴・レセプト情報などの「処方箋調剤のデータ」や、店舗やスギ薬局主催のイベントでの「健康測定のデータ」、化粧品販売時の「カウンセリングデータ」など、社内のあらゆる顧客データを統合し、会員の「健康・キレイ・快適・安心」をトータルで支援できる環境の整備を目指す。

2.スギサポアプリで健康を行動と情報の両面からサポートすることで、会員との信頼関係を築き、来店頻度を高める!

●スギサポアプリで会員の食事や運動(歩行)の「セルフケア」をサポート。会員はアプリを活用することで、スギサポマイル(スギポイントと交換可能)を貯められる!

・スギサポdeli(デリ)
塩分、カロリー、たんぱく質の摂取制限など食事に制限のある方のために、管理栄養士が監修した食事を冷凍便で自宅までお届けするミールデリバリーサービス。

・スギサポeats(イーツ)
アプリで食事の写真を撮るだけで、スギサポマイルが貯まる食事記録アプリ。簡単に食事記録ができる他、体重等の身体情報も記録できる。

・スギサポwalk(ウォーク)
歩数に応じてスギサポマイルが獲得できる歩数記録アプリ。全国のスギ薬局にチェックイン(来店)することでもスギサポマイルを獲得できる他、毎日の歩数・消費カロリー・距離を自動記録して運動状況を確認可能。

●スギサポプレミアムで管理栄養士・医師・薬剤師に相談できる!

スギサポプレミアム(月額550円/税込)への登録で以下のサービスの利用が可能。

・管理栄養士・医師・薬剤師にチャット形式でいつでも相談可能。

・食事記録アプリ「スギサポeats」歩数記録アプリ「スギサポwalk」で獲得するスギサポマイルが2倍に。

・ミールデリバリーサービス「スギサポdeli」が5%割引で購入可能。

●デジタルマーケティングで健康を行動と情報の両面からサポートすることで信頼関係を築き、来店頻度を高める!

現在、平均してお客さまの来店頻度は月に2~3回程度。スギサポアプリで食事指導をすれば毎日接点が生まれ、運動も相当な頻度になり、更にスギサポプレミアム入会で医師や管理栄養士、薬剤師が相談をすることで、しっかりとした信頼関係を築き、来店動機を高める。

3.アプリ機能の改定や様々な企業タイアップによりアプリ利用者の拡大を図り、来店者の拡大を目指す。

日常、店舗で利用できるポイントが貯まる環境を提供することで、来店を促す。

アプリ連動のクーポンキャンペーンで来店者のアプリ会員化を促す。

■まとめ 
1.アプリによるセルフケアでまだ健康な『未来の顧客との関係作り』!

ドラッグストアは基本、体調不良時に初めて来店して、顧客と関係性が生まれるが、健康意識の高い健康な方が予防習慣のために活用するアプリを提供し、健康習慣がポイントインセンティブになることで、早期にスギ薬局ファンを育成できることは秀逸。

2.従来の購買データ等とアプリによるライフログデータ等を組み合わせた最適な店舗サービスや顧客提案を目指す。

従来のスギ薬局の店頭販売により蓄積される購買履歴や調剤データに加えて、新たに「スギサポ」により蓄積されていくライフログ等のデータを活用することで、顧客一人ひとりの趣味嗜好や生活習慣、健康課題に合わせた店頭サービスやミールデリバリーサービス、その他生活習慣改善プログラム等を効果的に提供していく他、「スギサポ」の利用を来店促進につなげることを目指す。

3.100万DLを突破したスギサポwalkのトラフィックをベースにした店舗販促と共に広告事業展開を目指す!

今後もキャンペーンの実施により、スギサポwalkを基点とした顧客コミュニケーションの深化、更なる実店舗や利用者の拡大に向けて、オンラインとオフラインそれぞれの顧客接点を有機的につなげるO2Oマーケティングを展開することで、店舗販促と共に広告事業による収益強化を目指す。

 

一般社団法人 健康オピニオン会議